BLOGブログ

Update|2017.03.08

分析をはじめる前に把握するGoogle アナリティクスの3原則

このコラム「Google アナリティクス基礎研修」ではKANコンサルタント の永井がGoogle アナリティクスの基礎について解説します。
 
今回は分析をはじめる前に必ず把握していただきたい「分析をはじめる前に把握するGoogle アナリティクスの3原則」について解説いたします。
 

分析をはじめる前に把握するGoogle アナリティクスの3原則

    1. Google アナリティクスのデータは「指標」と「ディメンション」の2種類
    2. 指標とディメンションにはそれぞれ3つの「スコープ」が定義されている
    3. 指標とディメンションの関係を理解してはじめて「分析」を開始できる

 
 

1. Google アナリティクスのデータは「指標」と「ディメンション」の2種類

図は、あるサイトのGoogle アナリティクスデータです。
指標とディメンション
このようにGoogle アナリティクスのデータは大きく指標とディメンションの2種類にわかれます。

    – 指標(しひょう): 数値データのこと
    – ディメンション: 分析のための項目名のこと

 
どんなに複雑な分析をしていても、Googleアナリティクスのデータは指標とディメンションの2種類から構成されていることを忘れないでください。
 
実際の分析では、ビジネス成果をもたらすために、いかに意味のある指標とディメンションを組み合わせられるかが勝負です。
 
 

2. 指標とディメンションにはそれぞれ3つの「スコープ」が定義されている

指標とディメンションはそれぞれ3つの単位にわかれます。
この3つの単位のことを「スコープ」と言い、はGoogle アナリティクスでは非常に重要な概念です。
主なスコープは「ヒット」、「セッション」、「ユーザー」の3種類です。
※「スコープ」については別途、レポートの中での見分け方について書いている記事もございますので、是非、ご覧ください。
https://www.kan.co.jp/blog/post/2149
 
スコープ
 

ヒット

「ヒット」スコープとは、「ユーザーのアクション単位でのデータ」です。
例えば、「ページが閲覧されてページビューが発生する」、「ユーザーがバナーをクリックして※イベントが発生する」などはユーザーのアクションですので、「ヒット」スコープです。

    ※イベント: ページビュー以外でユーザーのアクションを計測したい際に設定する仕掛けのこと。JavaScriptでの開発か、管理システム(Google タグマネジャー)での設定が必要になる。

補足ですが、Google アナリティクスではユーザーがページを閲覧する度にGoogle アナリティクスサーバーにデータが飛ぶ仕組みになっています。このサーバーにデータを飛ばすことを「ヒット」または「リクエスト」と呼びます。Google アナリティクスのデータはこの「ヒット」が集まってできています。

 

セッション

「セッション」スコープは、「訪問」単位のデータです。
セッションとは「ユーザーがサイトに入ってきて、離脱するまでの行動群」のことです。

例えば、「Google 検索エンジンから5,000の訪問があった」「お問い合わせフォームまで訪れたのは500訪問だった」というのは、「セッション」スコープのデータを表しています。

アクセス解析ではこのセッションスコープのデータを非常に頻繁に使用します。

覚えておいていただきたいのが、セッションには切れる条件があるということです。

    ※セッションが切れる条件

      ①30分ユーザーの行動(ヒット)が発生しなかった。
      ②日付が変わった(ユーザーがサイトを閲覧中に夜中の0時になった)
      ③30分以内にユーザーの参照元情報が変わった(例: 最初Facebookでサイトに流入し、その後すぐに、Google検索で流入した。)

例えば、ブラウザで1時間同じページを開いていて、私たち人間には閲覧時間が1時間に見えたとしても、Google アナリティクス上では、直前のヒット(ページビューやイベント)から30分経過した時点でセッションを切り、訪問が終了したことになるのです。

 

ユーザー

「ユーザー」スコープはブラウザごとのデータです。
※Google アナリティクスは、ひとつのブラウザをひとりのユーザーを識別する仕組みになっています。

例えば、「50回訪問しているユーザーが今月は600いる」「ある企業から50ユーザーの訪問がある」というのはユーザー(ブラウザ)ベースでのデータです。
つまり、セッションをまたいでブラウザ単位で分析をしている数値を計測できます。
 

スコープとGoogle アナリティクスのデータ

指標とディメンションもそれぞれ下記の3種類に分けられます。
指標 ディメンションの例
 

スコープについて

第2原則のスコープを理解しGoogle アナリティクスを活用しましょう。

<スコープの関連リンク(グーグル社の公式ヘルプ)>
https://support.google.com/analytics/answer/2709828?hl=ja#scope
※Google アナリティクス公式のヘルプでは本コラムで紹介しているスコープに加え、「商品」スコープについて言及しています。

 

3. 指標とディメンションの関係を理解してはじめて「分析」を開始できる

最後の原則は「3. ユーザーを分析するための軸を作り出すことができる」です。
Google アナリティクスでは目的に合わせて様々な「分析軸」を作り出すことができます。
(ここまでご紹介したディメンションも分析軸の一つです。)

下記は、システムセグメントを使用した際の例として「コンバージョンが達成されたセッション」データと「シングルセッションユーザー」の動きを比較している例です。
セグメントの例

分析軸を作り出す機能

    – セカンダリディメンション (クロス集計)
    – システムセグメント
    – カスタムセグメント
    – カスタムレポート

それぞれの機能についてはまた今度お話いたします。

Google アナリティクスでは自由自在にこの分析軸の設定ができ、例えば、「見込客と常連客の動きの違い」「ブログを読んでから、後日、商品を購入しているユーザーの動き」なども定義することができます。

みなさんのウェブサイトにとって意味のある分析軸を作り出していただければと思います。

まとめ

本日は「Google アナリティクス活用のための3原則」についてお話ししました。
是非、サイト分析のためにお役立ていただければと思います。

弊社では定期的にGoogle アナリティクスに関するセミナーを行っておりますので、是非ご参加ください。
https://kan-net.doorkeeper.jp/events/upcoming

最後までお読み頂きありがとうございました。
 

このコラムの著者

永井 隆 (Certified Web Analyst/ 米国デジタルアナリティクスアソシエーション認定)
 

B2Bウェブマーケティングレシピ[SEO編]ダウンロード

B2Bウェブマーケティング成熟度診断チェックシートダウンロード

企業研修お申し込みはこちら

企業研修資料請求