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Update|2017.06.10

Google アナリティクス基礎~最重要! 「スコープ(ヒット/セッション/ユーザー)」の組み合わせと例外

このコラム「Google アナリティクス基礎研修」ではKANコンサルタント の永井がGoogle アナリティクスの基礎について解説します。今回はGoogle アナリティクスデータの根幹となる「スコープ」についてです。
 

最重要! 「スコープ(ヒット/セッション/ユーザー)」の組み合わせと例外について

    1. Google アナリティクスのデータは2種類
    2. 指標とディメンションには「スコープ」が定義されている
    3. スコープの組み合わせ
    4. 組み合わせの例外
    5. 検証方法

 

1. Google アナリティクスのデータは2種類

Google アナリティクスのレポートを開くと、データがたくさん出てきます。
google アナリティクスデータ
 
Google アナリティクスのデータで大切なことは、データには大きく「2種類」しかないということです。Google アナリティクスデータは指標(数値データ)とディメンション(分析軸)に分かれます。まずはここを押さえましょう。
google アナリティクスの指標とディメンション
 
 

2. 指標とディメンションには「スコープ」が定義されている

「分析をはじめる前に把握するGoogle アナリティクスの3原則」にも説明がありますが、指標とディメンションにはそれぞれ「スコープ」が設定されています。
 
スコープは「ヒット」、「セッション」、「ユーザー」の3種類(正式には、「商品」スコープも入れて4種類)あります。指標とディメンションにはそれぞれに「ヒット」、「セッション」、「ユーザー」の3種類のスコープが定義されています。代表的なものは下図から押さえましょう。
指標とディメンションのスコープ
 
 

3. スコープの組み合わせ

ここからが本題ですが、Google アナリティクスでウェブサイトの分析をしていると、デフォルトのレポートだけでなく、カスタムレポートやカスタムセグメントを使用する機会が出てきます。その際に大切になってくるのがスコープの組み合わせです。

カスタムレポートやカスタムセグメントを使用している際に「このデータで本当にあっているのか?」という違和感を持ったことはありませんか?その違和感は、数値が実際とは異なっているからかもしれません。スコープの組み合わせが間違っていると、おかしなデータが表示されるのです。(エラーなどを表示してくれればよいのですが。)
 
color_combination
 
基本的なスコープの組み合わせのルールは「まぜるな危険」です。つまり、異なったスコープ同士を組み合わせてしまうと数値がおかしくなるので、まずは、スコープが同じ指標とディメンションを組み合わせましょう。特に、「ヒット」スコープと「セッション」スコープを組みわせると間違いが多いようです。

よくあるヒットスコープとセッションスコープの間違った組み合わせ

・ページ(ヒット/ディメンション)と目標の完了数(セッション/指標)
・ページ(ヒット/ディメンション)とセッション(セッション/指標)
・ページ(ヒット/ディメンション)と参照元(セッション/ディメンション) など
 
 

4. 組み合わせの例外

Google アナリティクスで間違いの無い数値を出すためには「まぜるな危険」が鉄則なのですが、例外があるようです。

LunaMetricsのEmily Rosche氏によると、「スコープをまたいだ指標・ディメンションの組み合わせは判断を誤らせるデータを出してしまうが、例外がある」とし、ページスコープとユーザースコープを組み合わせてもどうやらデータが正しく出るということを、カスタムレポートを作成して説明しています。そうして、結論として、「基本的にはスコープ同士の掛け合わせは良くないが、例外もあるため、Google アナリティクスのレポートを見ながらカスタムレポートの数値を検証すること」を勧めています。(Source: http://www.lunametrics.com/blog/2016/11/30/understanding-scope-google-analytics-reporting/)

 
 

5. 検証方法

カスタムレポートで設定したスコープが正しいかどうかの検証方法は下記があると思いますが、Rosche氏が提唱しているように、デフォルトのGoogle アナリティクスレポートを見ることで検証するのが良いのではないでしょうか。

スコープの組み合わせが合っているかを検証する方法

・デフォルトのGoogle アナリティクスレポートを参考にする
・カスタムレポートで少量のデータを見ながら検証する
・クエリエクスプローラー https://ga-dev-tools.appspot.com/query-explorer/ で検証する
 
例えば、チャネルレポート (Google アナリティクスの「集客> すべてのトラフィック> チャネル」)の組み合わせを見てみましょう。
流入レポート

Default Channel Groupingは「セッション」スコープですが、指標を見てみると「ユーザー」や「新規ユーザー」などユーザースコープの指標データが含まれていることがわかります。つまり、スコープの「例外」は、デフォルトのレポートでもあちこち使用されているのです。

デフォルトのレポートはGoogle社が設定していることから間違いが無いと思って良いです。
カスタムレポートを作成する際には、デフォルトのレポートで検証しながら違和感のないレポーティングをすることを心がけると良いと考えています。
 
 

このコラムの著者

永井 隆 (Certified Web Analyst/ 米国デジタルアナリティクスアソシエーション認定)
 

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