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みやすい解析 FAQ

問い合わせフォームなどで入力画面・確認画面・完了画面などでURLが変化しないページの解析はどのようにすればよいですか

カテゴリ:みやすい解析の標準機能
PHPやPerlなどを使った入力フォームなど使用されている場合、ブラウザのアドレスバーに表示されるURLは変化せず、画面の表示内容だけが変わるような作りをされているケースがあります。
 

このような場合、FORMタグのaction属性を一部変更するか、対象となるページに埋め込まれている「みやすい解析」のタグをカスタマイズすることで対応が可能です。
 
 



1.GETパラメータをつけて頂く方法

通常であれば、画面遷移において、入力値などはPOSTメソッドを使用しており、GETメソッドは使用されていないかと思います。
 

この特性を利用して、ページ内のFORMタグのaciton属性に対して、任意のパラメータを付与することで、ブラウザのアドレスバーに表示されるURLを変化させることによって、「みやすい解析」の解析画面でもどのページが表示されたのかを解析できるようにする方法です。
 
 


例えば、利用されているCGIが、inquiry.cgiだったとします。
 
通常であれば、各遷移される画面にFORMタグがあり、action属性にて、次ページへのURLが設定されているはずです。
 


 例)
  <FORM method=”post” action=”./inquiry.cgi”>
    ・
    ・
    ・
  </FORM>
 
 



さて、ここで、inquiry.cgiでは、
 


  • 入力画面
  • 確認画面
  • 完了画面

 
が表示されるとします。この時、Web解析が可能なように各画面でのURLを
 


  • 入力画面 -> inquiry.cgi
  • 確認画面 -> inquiry.cgi?confirm
  • 完了画面 -> inquiry.cgi?thanks

 
などのように、GETパラメータがつくようにします。

 
そのためには、各画面におけるFORMタグのaciton属性が、
 


  • 入力画面 -> action=”./inquiry.cgi?confirm”
  • 確認画面 -> action=”./inquiry.cgi?thanks”

 
となるように修正します。
 
 





【この方法の利点】

この方法の利点は、
 

  • トラッキングタグのカスタマイズが必要なく、全ての画面で同じトラッキングタグで済む。つまりメンテナンスの際にデグレードが発生しにくい。
  • HTMLだけの修正だけで済む。ただし、JavaScriptなどを駆使した複雑な制御を行なっていなければですが・・・
  • 使用されているCGIの仕様にもよりますが、CGI側ロジックに影響を与えずに、またCGI側プログラムの改修なしで済むかと思われる。

 
といった点が挙げられます。
 
 





【この方法の欠点】

この方法の欠点は、
 

  • HTMLの知識が多少なりとも必要。
  • HTMLファイルないしHTMLテンプレートを変更可能な知識及び技術が必要。

 
といった点が挙げられます。
 
 
2.「みやすい解析」のトラッキングタグでをカスタマイズすることで対処する方法

こちらは、「みやすい解析」のトラッキングタグで、「みやすい解析」に送信されるURLを実URLとは別のものに変更してしまうものです。
 
GoogleAnalyticsなどにおけるバーチャルページビューに近いものかと思われます。
 
 
こちらは、「確認画面」及び「完了画面」に埋め込んで頂く「みやすい解析」のトラッキングタグをカスタマイズして頂くことで、現在、表示されているURLに対して
 
  • 全てのGETパラメータを除去したあとで
  • 任意のGETパラメータを付与したうえで、
  • 「みやすい解析」にURLを送信する
というものです。
 
 
例えば、
 
  • 確認画面には「confirm」パラメータを付与する。
  • 確認画面には「thanks」パラメータを付与する。
 
というルールにした場合、以下のようなログが取得できることになります。
 
 
■入力フォーム
実URL        :・・・/inquiry.php
ログ上に記録されるURL:・・・/inquiry.php
 
 
■確認画面
実URL        :・・・/inquiry.php
ログ上に記録されるURL:・・・/inquiry.php?confirm
 
 
■完了画面
実URL        :・・・/inquiry.php
ログ上に記録されるURL:・・・/inquiry.php?thanks
 
こうすることで「みやすい解析」でも、URLが変化しない動的ページに対してもウェブ解析が可能となります。
 
 
【この方法の利点】
この方法の利点は、
 
  • トラッキングタグだけのカスタマイズで済む。
  • 既存のPHPなどのCGIプログラムの仕様を変更する必要がない。
 
といった点が挙げられます。
 
 
【この方法の欠点】
この方法の欠点は、
 
  • みやすい解析に送信されるURLが、GETパラメータが完全に除去され指定されたものだけになる。つまり実URLにGETパラメータが付与されてしまっているとその情報が消えてしまう。
  • 入力フォーム、確認画面、完了画面で、トラッキングタグが異なってしまう。つまりメンテナンスの際に気をつける必要がある。
 
といった点が挙げられます。
 
 
【この方法の具体的実装方法】
上記の想定にたつと、「みやすい解析」に送信するURLを変更する対象となるのは、
 
  • 確認画面表示時
  • 完了画面表示時
 
の2つになります。
 
 
(1)トラッキングタグの変更
まず、『URLを変更(パラメータを付与)させたいページ』に対して、以下のように「みやすい解析」のトラッキングタグに変更します。
 
【現在のタグ】
<!– Sibulla tracking code start –>
<script type=”text/javascript”><!–
(function(){ var b = document.getElementsByTagName(‘script’)[0],sib = document.createElement(‘script’);
sib.type = ‘text/javascript’;sib.async = true;
sib.src = (‘https:’ == document.location.protocol ? ‘https://’ : ‘http://’) + ‘wvXXX.sibulla.com/dekatag/access?id=顧客ID&tagfunction=no‘;
b.parentNode.insertBefore(sib,b);}());
//–></script>
<!– /Sibulla tracking code end –>
 
【旧来のタグ】
<script type=”text/javascript”><!–
if (location.protocol == ‘http:’) {
document.write(‘<SC’ + ‘RIPT type=”text/javascript” src=”http://wvXXX.sibulla.com/dekatag/access?id=顧客ID&tagfunction=no“></SC’ + ‘RIPT>’);
} else {
document.write(‘<SC’ + ‘RIPT type=”text/javascript” src=”https://wvXXX.sibulla.com/dekatag/access?id=顧客ID&tagfunction=no“></SC’ + ‘RIPT>’);
}
//–></script>
 
 
こちらのタグは、通常のタグに対して『tagfunction=no』というパラメータが付いているだけのものです。
 
※)タグ中の「wvXXX」と書かれている部分は、適宜、正しいサブドメインにご変更ください。
※)タグ中の「顧客ID」と書かれている部分は、適宜、正しい顧客IDにご変更ください。
※)このカスタマイズされたタグは、対象となるPHPなどのCGIで表示されるページに限定して適用してください。つまり、他のページは、通常通りのタグで結構です。
 
 
(2)パラメータを付与しつつ、ログ送信を行うjsを記載
次に、上記(1)のタグを挿入した下に、
 
<script type=”text/javascript”>
  c6f74(“顧客ID”, “任意のパラメータ名”);
</script>
 
というjsコードを記載します。
 
なお、コード中の”顧客ID”と記載されている部分は、適宜、正しい顧客IDに変更してください。
 
さて、このc6f74()関数の第二引数に、設定したい(URL中に付与する任意の)パラメータ名を記載します。
 
 
上記の説明に通りにするとなると、『確認画面』表示時には、この部分が
 
<script type=”text/javascript”>
  c6f74(“顧客ID”, “confirm”);
</script>
となり、同様に、『完了画面』の表示時には、
<script type=”text/javascript”>
  c6f74(“顧客ID”, “thanks”);
</script>
 
として出力されるようJSを埋め込みます。
 
 
ここまでの作業で、各ページのURLの後に指定されたパラメータが付与された情報が「みやすい解析」に送信され、解析画面に表れてくることになります。
 
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